昨日の続き。

本当の音楽の姿を感じる為に、世界のトップミュージシャンの元へ渡った先生。

スティービーワンダーの知り合いの音楽関係者の方に自分のアルバムを渡して、スティービーワンダーの元に行きたいと伝えると、

即OK。

スティービーのスタジオで、自分のアルバム制作をすることに。

🐣「さすがにスティービーに初めて会う時、緊張した?」

「そうだね。

スタジオで初めて会ったんだけどさ。

俺が待ってたら、スティービーがスタジオに入ってきてさ、ピアノの前に座ったんだよ。

で、俺の曲を弾き始めたから、そのまま歌って1曲セッションしたよ。

その時、思ったのがね。

ピアノ、あんまうまくねぇなって思った。笑

キーボードもハーモニカも歌も素晴らしいんだけど。

ピアノの前に座っちゃったからね〜。

残念。」

と、大スターを目の前にしても超マイペース。笑

世界のトップミュージシャンたちと過ごす中で、先生が見たもの、感じたもの、そこにあった音楽の姿は自分がずっと信じてきたものだった。

先生は、渡米中にスティービーに1つお願いをした。

「同じボイストレーナーに習いたいから紹介してほしい。」

その方は、当時のマイケルジャクソンも、スティービーワンダーも教わっていたボイストレーナー。

それも即OKとなり、先生もそこで発声を学んだ。

そしてその恩絵を、私たち生徒がもらっている。

これがザックリだけど、先生の物語。

ボイスレッスン場って、ものすごい数存在してる。そして潰れていく所も多い。

先生のレッスン場は、むしろ生徒が多すぎて予約が取れない。

朝10時から夜22時まで、お休みは月に2日しかないのに。

他に先生も5人いるのに。

宣伝もほとんどしてないのに。

「全ては流れだから。俺は逆らわない。

だって逆らうのって大変でしょ。」

流れと自分の感覚を信じ続ける先生。

もしかしたら、人生はただ、流れに乗っていったほうが、うまくいくのかもしれない。

先生と私が似てるのは、感覚や価値観。

良くも悪くも、極極少数派ということ。

「俺は今でも銀行行ったって名前すら書けないんだよ。

代表取締役なのにね。

それでもここまで生きてこれたんだから、君も絶対大丈夫だよ。」

私が先生ってすごいって思うのは、本も1冊も読まず、人に相談することもなく、自分の感覚を全て信じて、自分で決めて、人と一切比べることなく、歩いてきたということ。

そして、この世界の真理を知っていたこと。

これは、先生が特別な訳じゃない。

誰しもそうやって歩いていけるんだ。

SNSばかりに触れて、ぐるぐる巻きになってる人を見ると勿体無いと思ってしまう。

うまく付き合うことが大切。

私たちに必要なものって、思ってるよりすごく少ない。

私は、先生+仙人に会えて、本当にラッキーだった。

仙人に会えたきっかけも、先生がボソッと言った一言にすぐ進んでいったから。

自分の感覚に沿って進めば、必ず人生のキーパーソンには出会える。

人生のヒントは至る所に転がってる。

SNSとかYouTubeとかは少な目にして、どんどん自分と繋がっていこうね。

“ノブリスオブリージュ。“

ドガさんのインタビューから知った、この言葉が繰り返し繰り返し心の中に出てくる。

今日も笑顔でいこう。