仙人ともう1人。

仙人に出逢う前。

私の人生を大きく変えた人がいます。

それが歌の先生。

仙人と私は、おじいちゃんと孫。

先生は私にとって、メンターとか師匠になるのかな。

仙人はまだ人間味がありますが、歌の先生はもはやもう人間じゃないんじゃないか?と、思うことが多い🐣

先生の奥様も、

「朝起きて、旦那さんは幻だったんですよ。と、言われても、だよね。って思うよ。」

と、言ってた。

確かにそう。

そんな先生がたまにボソッと言う言葉がある。

「俺と君は似てる。」

2回目くらいのレッスンの時に初めて言われて、何言ってんだ?🐣

と、思ってたけど今はなんとなくわかる。

「俺たち、出逢えて本当に良かったよね。」

この言葉の意味はよくわかる。

そんな人間離れした先生のお話をしたいと思います^ ^

先生は、長崎県生まれ。

今、65歳くらいかな?

先生は、幼い頃から字が認識できなかった。

今もひらがながギリギリ書けるくらい。

“ぬ“とか“ね“とか形が難しいとぐちゃぐちゃになっちゃう。

トムクルーズさんと同じように、失読症。

そんな先生を心配して、お母様やお姉さまは何度も字を教えてくれたらしい。

でもさっぱりわからなかった。

そんな中、お父様だけは何も言わずいつも見守ってくれたそう。

お父様は小学校の校長先生。

「親父は神様みたいな人だった。」

と、先生は言う。

字が読めないとなると、どうやって生きてくか。と、幼い頃から考えていた先生。

考え付いたのが、体育か音楽。だった。

学生時代、水泳や短距離で県の記録も持つほどの超スポーツマンになった。

🐣「すごいね、先生!」

「いや、普通でしょ。

早い奴のフォームを同じように真似すれば誰でも記録なんて出るんだよ。でもみんな真似しないよね。不思議だよね。」

その考え方も、フォームを見て、真似できちゃう先生も私にとってはすごかった🐣

また少し大きくなった先生は、またあることに気付いた。

「スポーツで食ってくのは、歳取った時、怪我した時、しんどいだろうな。」

そして、その後から音楽の道へ。

ロックミュージシャンになるぜ!と、上京。

まずは発声を学ぶため、ボイストレーナーの元へ。

「初めてのレッスンの時にさ、

“君は才能ないから歌はやめた方がいい“

って言われてさ。

こいつ頭おかしいんじゃねーか?と思ったよ。俺は歌を習いに行ったんだよ。

そいつの意見なんて求めちゃないのに。」

その感覚さえカッコいい。

23歳の時にメジャーと契約し、デビュー。

しかし世は、郷ひろみさんや西城秀樹さんたちアイドル全盛期。

先生が歌ってたのは、ブラックミュージック。

一部のファンには受けるものの、売れることはなく。

「俺が決めてたのは、自分が歌いたい歌しか歌わないってことだった。だから、売れなかったよね。」

そこから段々とCMなとの音楽制作の仕事が増えていく。

当時は、修正したりとか、編集技術も発達してなかったから、基本一本録り。

次から次へと作らなきゃいけないから、一発で完璧に演奏も歌も録れるミュージシャンだけが集められた。

「必然的に日本のトップと呼ばれてるミュージシャンと一緒に仕事は出来たよ。

ただ、天狗になってる奴が多かった。

うまいだろ?って弾いてくる。

でもさ、音楽ってそうゆうもんじゃないでしょ?」

先生は、本当の音楽の姿が見たくなった。

世界のトップのミュージシャンの音楽を自分の目で確かめたい。

そして、スティービーワンダーの元へ行くことになる。

ここからはまた次回にします。

これも24歳?😶

胃腸も若い。

もう食べたくないよ、揚げ物は🐣

また書きます^ ^